石川県を襲った大地震は、震源地に近い能登半島で最大3メートルの地殻変動を引き起こした。
国土地理院は、地球観測衛星「だいち2号」のデータをもとに、1月1日に石川県で発生した地震前後の地殻の動きを解析した。 日本放送協会 1月2日に報じられた。
地理院は能登半島全域で、輪島市の西側最大3メートル、珠洲市の北側最大1メートルの範囲で地殻変動を検知した。 地理院によると、データは地殻がどの方向に移動しているかを明確に示していない。
国土地理院が予備データを解析していたところ、輪島市内で西に約1.3メートル水平移動する観測点を発見した。 解析の結果、穴水市で約1メートル、珠洲市で約80センチ西にずれていたことも判明した。
こうした大きな変化により、周囲の建物が破壊される可能性があります。
地理院関係者らは、2016年に熊本県で起きた一連の地震で地殻が1~2メートル変動したと発表した。 2008年に岩手県と宮城県で起きたマグニチュード7.2の地震では、1.5メートルの変位が生じた。
石川県で発生したマグニチュード7.6の地震は、高さ1メートルを超える津波、大規模な火災、道路の破壊を引き起こした。 最も大きな被害を受けたのは能登半島だった。 何百もの建物が火災で焼失し、家々は全焼した。 少なくとも62人が死亡、数十人が負傷した。 死者数はさらに増加すると予想される。
岸田文雄首相の政府は1月3日に緊急会合を開き、対応策を協議する予定だ。 岸田首相は救出作業は「時間との勝負だ」と語った。
石川県では今も約3万4000世帯が停電している。 多くの都市には水道がありません。 1月2日夜の時点で、1月1日の最初の揺れ以来、この地域では210回以上の地震が記録されている。
フエン・レ (それに応じて 日本放送協会、 AFP)