山梨県裁判所は、かつて日本では「未成年」とみなされていた19歳で殺人と放火の罪で死刑判決を下した。
2021年10月、東京西部の山梨県甲府市で当時19歳の遠藤有紀が夫婦を刺殺した。 被害者は遠藤の知り合いの少女の両親だった。 さらに被害者の幼い娘に怪我を負わせ、家に放火した。
きょう甲府市で開かれた公判で、検察側は「計画的犯行の全責任は被告にある」として死刑を求刑した。
遠藤は19歳で犯行に及んだが、当時その年齢は日本ではまだ「少年」とみなされていた。 2022年4月までに日本の改正民法が施行され、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる。
弁護団は、被告は犯行当時、十分な認知能力を持っていなかったとし、行動は変えられる可能性があると主張した。 しかし、検察官は、裁判所が遠藤に死刑を宣告しなかった理由は年齢ではないと述べた。
裁判所はこの見解を受け入れ、遠藤に死刑を宣告した。 これは、日本でかつて「少年」とみなされていた年齢の高齢犯罪者に言い渡された初の死刑判決である。
改正民法では、メディアが起訴後に18歳と19歳の犯罪者の身元を公表することも認められている。 これまで日本のメディアは、20歳未満の犯罪者の名前、年齢、職業、居住地、身体的特徴を公表したり、写真を掲載したりすることを禁じられていた。
この国の刑法によれば、中に人がいる家に放火すると死刑にも処せられることがある。
G7グループの中で現在も死刑を適用しているのは米国と日本である。 日本は絞首刑で死刑を執行しているが、米国は囚人に毒物を注射している。
米国では死刑執行日は事前に発表される。 しかし、日本では死刑判決を受けた者は死刑執行の朝にのみ知らされる。 国連拷問禁止委員会は、日本が囚人とその家族に「心理的ストレスを与えている」と批判した。
フエン・レ (によると ロイター、 共同通信)