日本観光促進機構(JNTO)のベトナム駐在員事務所は、2023年1月から11月までの訪日ベトナム人観光客数は推計53万6,800人となり、過去最高だった2019年の49万5,051人を上回ると発表した。
こうして史上初めて、訪日ベトナム人が50万人を超え、過去最高を更新した。
在ベトナム日本大使館の山田滝男氏は、両国国交樹立50周年にあたる2023年に日本を訪れるベトナム人観光客が過去最高を記録したことに喜びを表明した。
「今年は、日本とベトナムの関係が政治、経済、文化などあらゆる分野で最高レベルに達したと思われる年です」と山田滝男氏は語った。
同氏は、11月の首脳会談で両国関係を「アジアと世界の平和と安定のための包括的戦略的パートナーシップ」に高めることで合意したと指摘した。
この機会が交流や旅行活動の発展につながり、両国の関係がさらに深まることを期待しているという。
ベトナム国家観光局次長のハ・ヴァン・シュー氏も、訪日ベトナム人観光客数が過去最高を記録したことに喜びを表明した。
「日本は、安全で文明的で礼儀正しい国民性、そして花見などの魅力的な観光商品が多いため、ベトナム人が海外旅行に選ぶ主要国の一つです。桜。」 桃の木、黄色の紅葉、食文化の探索、多様性、そして質の高いショッピング」とシュー氏は語った。
それどころか、ベトナムは日本人観光客にとって人気の旅行先の一つでもあります。 2023年の最初の11か月間、ベトナムは、ベトナム観光の5つの主要なソース市場の中で、約53万人の日本人訪問者を歓迎しました。
「特にベトナムが日本人観光客のビザなし滞在期間を45日間に延長し、日本政府が旅行会社に観光客の派遣を奨励する国のリストにベトナムが含まれていることを発表してからは、旅行政策の面でますます有利な状況になると期待しています。片道観光交流は間もなく回復し、パンデミック前と同様に150万を超えるだろう」と彼は強調した。
ベトナムJNTO代表の吉田健二氏は、訪日ベトナム人観光客50万人突破という目標が予定より1か月前倒しで達成されたと述べた。
「2024年も、私たちは訪日ベトナム人観光客の増加を促進し続けると同時に、観光業界の団体や個人と連携して、日本政府が発表した3つの新たな観光戦略を推進していきます。 」、「消費拡大の誘致」、「地元観光の促進」をベトナムに直接伝え、両国間の観光交流促進に貢献する」と吉田健司氏は語る。